磯釣りにおいて、遠投性能は重要な要素の一つです。
沖の潮目や魚の群れを狙うためには、正確で力強いキャストが必要です。
しかし、遠投竿には遠投性だけでなく、操作性やパワーも求められます。
そこで、シマノが開発したのが「磯 遠投 AX」です。
このロッドは、シマノ独自の基本構造「スパイラルX」を採用し、軽さと剛性を両立させました。
また、全国の多彩なカゴ釣り釣法に対応する豊富なラインナップを揃えました。
この記事では、このロッドのインプレ、特徴、使い方、スペックについて紹介します。
シマノ 磯 遠投 AXのインプレ
私は、シマノ 磯 遠投 AXの4-520と4-570Rの2本を購入しました。
4-520は、一般的なカゴ釣りに使いやすい番手で、4-570Rは、両軸や上カゴに対応する長尺モデルです。
どちらも、振り抜きがスムーズで、遠投がしやすいです。
また、仕掛けの操作もしやすく、ラインメンディングやカゴの誘いなどが的確にできます。
さらに、魚とのやりとりも楽しめます。
強い引きにも耐えられるパワーがありますが、穂先は柔らかく、魚の口切れを防ぎます。
私は、このロッドで、タチウオやイサキ、メジナなどを釣りましたが、どれも快適に釣ることができました。
シマノ 磯 遠投 AXの特徴
シマノ 磯 遠投 AXの最大の特徴は、シマノ独自の基本構造「スパイラルX」を採用していることです。
スパイラルXとは、ロッド縦繊維の内層と外層に、カーボンテープをそれぞれ逆方向斜めに密巻きした三層構造です。
これにより、ロッドはネジレとつぶれに強くなり、軽さと剛性を両立させます。
キャストやファイトといった釣りの動作における瞬時のパワー伝達がよくなり、シャープで正確なキャスト、素早いファイトに貢献します。
また、手返しも向上し、釣果アップにつながります。
シマノ 磯 遠投 AXの使い方
シマノ 磯 遠投 AXは、全国の幅広いエリアに対応可能なラインナップを持っています。
一般的なカゴ釣りから山陰地方のタルカゴ、伊豆地方の両軸、九州地方の上カゴ、防波堤で人気のライトカゴなど、様々な釣法に適したロッドがあります。
番手ごとに想定されるカゴの重さ、キャスト時の負荷に合わせた設計になっているので、自分の釣り方に合ったロッドを選ぶことができます。
また、高負荷なキャストが想定されるスピニングモデルの3~5号にはガイドホールドシステム (#1~#2)を採用しています。
これは、ガイドの根元にネジを入れて固定することで、ガイドのズレや外れを防ぐシステムです。
これにより、安心してキャストすることができます。
シマノ 磯 遠投 AXのスペック
このロッドのスペックは、以下の表の通りです。
| 品番 | 全長 (m) | 継数 (本) | 仕舞寸法 (cm) | 自重 (g) | 先径 (mm) | 錘負荷 (号) | 適合ハリス (号) | リールシート位置 (mm) | カーボン含有率 (%) |
|:—:|:—:|:—:|:—:|:—:|:—:|:—:|:—:|:—:|:—:|
| 2.5-530 | 5.30 | 5 | 116.7 | 280 | 1.4 | 1-10 | 2-8 | 440 | 99.8 |
| 3-520 | 5.20 | 5 | 122.5 | 335 | 2.0 | 5-12 | 3-8 | 565 | 99.4 |
| 4-520 | 5.20 | 5 | 122.5 | 405 | 2.4 | 10-15 | 4-10 | 565 | 99.5 |
| 4-570R | 5.70 | 5 | 128.2 | 450 | 2.6 | 8-20 | 4-12 | 355 | 99.5 |
| 5-520 | 5.20 | 5 | 122.5 | 445 | 2.8 | 12-20 | 4-12 | 565 | 99.6 |
磯遠投AXの入魂が完了した pic.twitter.com/QpWLo57g6i
— 爆死請負人 (@pakupai) September 9, 2016