今回は、シマノのバスロッドの中でも人気の高いゾディアスシリーズの中から、172H-2というモデルをピックアップしてご紹介したいと思います。
ゾディアスは、シマノが世界に向けて発信するグローバルスタンダードなバーサタイルロッドです。
2020年にフルモデルチェンジを果たし、カーボンモノコックグリップを採用することで、軽量化と高感度化を実現しました。
また、ハイパワーXという強化構造により、キャストやファイト時のネジレを抑えて、パワフルなパフォーマンスを発揮します。
172H-2は、ゾディアスシリーズの中でも最もパワーのあるモデルで、カバー攻略やビッグルアーに適したストロングロッドです。
ヘビーカバーの中に潜むビッグバスを引きずり出すためには、このロッドのようなパワーと感度が必要です。
また、大型のスイムベイトやスイムジグなどを遠投して、広範囲を探ることもできます。
この記事では、172H-2のインプレッション、特徴、使い方、スペックなどを詳しく解説していきます。
172H-2を使って、バス釣りの楽しさをさらに広げてみませんか？
⇒【🔴軽量化と高感度化を実現】シマノ ゾディアス 172H-2
シマノ ゾディアス 172H-2のインプレ
まずは、実際にシマノ ゾディアス 172H-2を手にしてみた感想をお伝えします。
このロッドは、自重が130gと軽く、コンビニおにぎりと同じくらいの軽さです。
リールをセットしても重たさを感じず、使いやすいです。
カーボンモノコックグリップのおかげで、ロッドの先が下がりやすく、巻物などロッドを下げて使うのに良さそうです。
また、ヘビーカロなどロッドを上げて使うのにも問題ありません。
キャストすると、気持ちよく投げられるのは15g〜45gという感じです。
適合ルアーウェイトは12〜42gとなっていますが、空気抵抗の大きいルアーだと10gではちょっと投げづらいです。
逆に、重めのルアーだとロッドに重さを乗せて遠投できます。
飛距離は、リールやラインの影響もありますが、十分なものです。
感度の面では、カーボンモノコックグリップの効果が大きく、水中の変化を手元にクリアに伝えてくれます。
ボトムの状況やルアーの動き、バスのアタリなどがはっきりとわかります。
特に、バイブレーションなどの振動系のルアーを使うと、ロッドがブルブルと震えて、その振動が手に伝わります。
これは、ショートバイトやウィードの掛かりなどに気づきやすく、釣果に直結します。
シマノ ゾディアス 172H-2の特徴
次に、シマノ ゾディアス 172H-2の特徴を見ていきましょう。
このロッドは、以下のようなテクノロジーが搭載されています。
カーボンモノコックグリップ
リアグリップをカーボン一体成型の中空構造にすることで、水中からの振動を活き活きと伝えるシマノ独自のロッドテクノロジーです。
従来比130%の高感度を実現する情報伝達能力に加え、かつてない軽さを身に付けた革新的な機構です。
ハイパワーX
ブランクスの最外層をカーボンテープでX状に締め上げることで、ブランクス本来の優れた性能をフルに発揮します。
キャスト時にはティップのネジレを防いでルアーを狙ったスポットへと送り届け、そのシャープな張りはフッキングパワーを高めパワーファイトにも貢献します。
パーフェクションシートXT（ベイト）
握りやすさとパワー伝達力に優れながら、徹底的な軽量化を実現します。
カーボン強化素材・CI4+を採用した肉抜き構造が軽快かつ繊細なアクションを実現します。
エンドグリップ部に品番を表示
カーボンモノコック構造のエンドグリップ部には、ひと目で判断しやすい各モデルのアイテム表示があります。
タックルセッティングの際、また持ち替えの際にも迷いません。
⇒【🔴軽量化と高感度化を実現】シマノ ゾディアス 172H-2
シマノ ゾディアス 172H-2の使い方
では、172H-2はどのような使い方ができるのでしょうか。
このロッドは、以下のような釣りにおすすめです。
ヘビーカバー攻略
ヘビーカロやラバージグ、フロッグなどで、カバーの中に潜むビッグバスを狙います。
このロッドは、カバーの中にルアーを打ち込んで、バスのアタリを感じ取り、強引に引きずり出すことができます。
カバーの中に入ったバスを逃がさないためには、このロッドのようなパワーと感度が必要です。
ビッグルアー遠投
大型のスイムベイトやスイムジグ、ビッグベイトなどを遠投して、広範囲を探ります。
このロッドは、重めのルアーを気持ちよく投げられるので、遠くのポイントにも届きます。
また、大型のルアーに食いついたバスをしっかりとフッキングして、パワフルにやりとりできます。
ビッグワーム攻略
10インチ以上のビッグワームやモンスターワームなどで、ボトムをじっくりと探ります。
このロッドは、重いワームをしっかりとアクションさせることができます。
また、ボトムの状況やワームの動き、バスのアタリなどがはっきりと感じられます。
ビッグワームに食いついたバスは、大型の可能性が高いので、このロッドのようなパワーが必要です。
ビッグクランク攻略
ディープクランクやビッグクランクなどで、深いレンジや広いエリアを探ります。
このロッドは、空気抵抗の大きいクランクを遠投することができます。
また、クランクの振動やボトムのコンタクト、バスのアタリなどが手元に伝わります。
クランクに食いついたバスは、強烈な引きをするので、このロッドのようなパワーと張りが必要です。
以上が、172H-2の使い方の例です。
もちろん、他のルアーでも使えますが、このロッドの特徴を生かすなら、重めのルアーでパワフルな釣りをするのがおすすめです。
シマノ ゾディアス 172H-2のスペック
最後に、172H-2のスペックを見ていきましょう。このロッドのスペックは、以下の通りです。
項目 値
全長 2.18m
継数 2
自重 130g
適合ルアーウェイト 12〜42g
適合ライン 12〜25lb
テーパー ファースト
パワー H
グリップ長 246mm
チューブ長 1.77m
このロッドは、全長が2.18mとやや長めで、遠投に有利です。
また、自重が130gと軽く、疲れにくいです。
適合ルアーウェイトは12〜42gと幅広く、ビッグルアーにも対応できます。
適合ラインは12〜25lbと強度があり、ヘビーカバーにも安心です。
テーパーはファーストで、パワーはHとなっています。
これは、強引なフッキングやファイトに適したロッドです。
グリップ長は246mmとやや短めで、巻物などにも使いやすいです。
チューブ長は1.77mとコンパクトに収納できます。
